抗がん剤を使った化学療法とは?
2021年10月12日 11時54分

癌細胞の増殖を抑えるために抗がん剤を利用し、癌細胞を破壊します。
体のどこの部位に癌細胞があっても対処できる全身療法です。
全身の癌細胞を攻撃して破壊します。今では抗がん剤も100種類以上になっています。
飲み薬のタイプと点滴による注射のタイプがあります。
投与する期間や量は抗がん剤の種類によって違います。注射・点滴は静脈注射と筋肉注射があります。
基本的には血液にのって全身をめぐり癌細胞に対して作用する全身療法になります。
癌の種類や病期によっては局所療法のこともあります。
悪性リンパ種や白血病など外科的手術ができない癌には有力な治療法です。
全身に転移している確率が高い癌には、抗がん剤治療が一番に選択されます。
抗がん剤治療の副作用としては癌細胞のみならず正常な細胞の殺傷されるリスクがあることです。
大部分の抗がん剤は分裂や繁殖を頻繁に行う癌細胞に対処できるように考えられています。
細胞の分裂を抑えることで癌の増殖を阻害します。
癌細胞を死滅させる作用が特徴です。
ですが分裂が頻繁な癌細胞であれば正常な細胞に対しても攻撃をします。
血液の元になる造血細胞・口の中の口腔粘膜・消化器の粘膜を構成する上皮細胞・髪の毛の元になる毛母細胞に
ダメージがあるかもしれません。
口内炎・白血球が少なくなってしまって細菌に冒されて感染症になることもあります。
脱毛・吐き気・食欲不振・嘔吐などを訴える人もいます。
副作用の対策を講じながら抗がん剤治療をすることが重要になります。
術後補助療法として抗がん剤治療が行われることもあります。
この場合は場所が特定できない癌細胞対して行われます。
全身療法である抗がん剤治療が適しています。
その反面、治療したい癌が見えないので、きちんとした治療の効果を計ることが難しいデメリットがあります。
併用療法としての抗がん剤治療について説明しておきましょう。
新薬の開発が随時進む抗がん剤。二種類以上を組み合わせて併用療法をすることもあります。
最近は免疫療法と併用するケースも少なくありません。